CPプラス 2016のレポート

はじめに

2016に行ってきました。ペンタックス初のフルサイズデジタル一眼カメラ「K-1」 を中心に、話題の製品についてレポートしてみたいと思います。

 

 

(シーピープラス)2016

カメラと写真・映像が主役の展示会、CP+(シーピープラス)。

 

2005年から2009年まで開催されていた「フォトイメージングエキスポ」の後継イベントとして、2010年から毎年一回のペースで開催されてきました。「CP」はCamera & Photo Imagingの略で、写真映像産業と文化の発展を願って「プラス」が添えられています。

 

2016年はオリンピックイヤーということで、年明け早々ニコン、続いてキャノンから相次いでフラッグシップ機の刷新が発表されました。また、リコーイメージングからは、ペンタックス初となるフルサイズセンサー搭載のデジタルカメラ「PENTAX K-1」が発売される予定で、デジカメ市場は例年にない盛り上がりを見せています。

 

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会場は今年もパシフィコ横浜でした。

 

 

PENTAX K-1

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PENTAX K-1のTouch and Try は開場早々2時間待ちを記録。

 

とんがり頭が格好いい!

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他社のデジタルカメラは頭の部分が平坦なものが多いのですが、K-1は三角にとんがっています。

フィルム機を彷彿とさせるデザインで、とても格好いいと思います。

 

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ボディの前後および下部の外装にはマグネシウム合金を採用。

小型で堅牢なボディは防塵防滴構造で、マイナス10度の耐寒テストにも合格。

 

高画素・高感度のCMOSセンサ

有効約3640万画素の高画素センサでありながら、最高ISO204800の超高感度を達成。

 

センサそのものの改善はもちろんのこと、画像処理エンジンの処理速度の向上とノイズ処理アルゴリズムの進化が寄与したとのこと。

センサは自社開発とは明記されておらず、他社から買っているのかも。

 

本体内蔵の手ブレ補正機構「SR2」は5軸5段分の補正効果を誇示。

シャッターを押すときなどにカメラを不意に回転させてしまう「回転ブレ」にも対応します。

 

APS-Cのレンズでフルサイズの写真が撮れる!

K-1は伝統のKマウントを継承するも、フルサイズに対応したレンズ(DFAおよびFAレンズ)の本数は現時点で12本しかありません。

一方で、APS-Cサイズのセンサ用に設計された「DAレンズ」は27本も存在します。

 

APS-CサイズのDAレンズを本体に取り付けてクロップ機能(撮影範囲をAPS-Cサイズに切り替える機能)で使用することは、もちろん、可能です。

しかし、それらのDAレンズのなかには、実はセンサの隅々まで光が行き届いて、フルサイズで撮影できてしまうものがあるのではないか。

 

この疑問に完璧な回答を与えてくれたのが、写真家の田中希美男さんでした。

 

田中さんはすべてのDAレンズをK-1に装着してフルサイズ撮影を試みた結果、そのうちの11本が撮影に耐えうるものだったと公表されました。

ただし広角側や開放で制限がつくものがあります。詳しくは下記を参照。

 

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これは言うまでもなく、ペンタックスの公式見解ではありません。

しかしながらこれほど実用的な情報は、カタログはおろかどこを探しても見つからないでしょう。

 

テクノロジーに通じたプロの写真家からこういった見解が示されることで、ペンタックスにとってはリスクを負うことなく消費者の裾野を広げられる可能性があるわけで、まさに願ったり叶ったりといったところでしょうか。

K-1に関心のあった消費者のみならず、ペンタックスにとってもうれしいレポートだったのではないかと思います。

 

実は二度目のフルサイズ機開発

ペンタックス初のフルサイズデジタルカメラと銘打たれて発売される予定の「K-1」ですが、実は、ペンタックスは15年前にもフルサイズ機の開発に着手した過去があるため、開発レベルでいうと、二代目に当たります。

 

当時の試作カメラも「K-1」と名付けられ、発売まであと一歩というところまで漕ぎ着けるも、なんらかの事情でお蔵入りしたそうな。

まさに15年越しの悲願が叶うわけで、ファンならずとも、マーケットで成功を収められることを祈るばかりです。

 

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美女にも似合う「PENTAX K-1」。

2016年4月の発売予定で、店頭予想価格は27万円(ボディ単体のみ)となっています。

 

 

キャノン EOS-1D X Mark2

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キャノンのブースはオリンピック一色。

 

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今年は高画質フラッグシップ機の刷新が発表されました。

その名も「EOS-1D X Mark2」。旧名のEOS-1D XにMark2を追記するいつものやり方ですね。

 

秒速14コマのAF追従連写性能

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目玉の機能のひとつが秒速14コマの連写性能でしょう。Touch and Tryで触ってみましたが、恐ろしい速度です。ライブビュー時は、ピントは固定となるものの秒速16コマにもなります。

ミラーを早く動かしてしっかり止める。振動は残さない。ただそれだけのことですが、その理想にすこしでも近づくために、様々な技術に磨きがかけられています。

 

ちなみに、ニコンのフラッグシップ機「D5」は秒速12コマとなっています。

スポーツ撮影のプロの現場で秒速2コマの差がどのくらいの意味を持つのかわかりませんが、出来事は一瞬ですから、小さな違いではないのでしょう。

 

61点ものF8対応測距点

1D Xでたったの1点だけだったF8対応測距点が、今回のリニューアルで61点に増加しました。

とくに望遠系のレンズではF値が大きくなりやすいため、フレーミングの自由度が向上するなど、大きな恩恵をうけると思われます。

 

デジタルシネマ規格の解像度でフレームレート約60 fps

4Kに比べて横幅がわずかに大きい規格(デジタルシネマ規格:4096×2160解像度)で、約60 fpsでの撮影を実現。

像面位相差検出による高速AF、タッチ操作による測距点操作、静止画の切り出し機能などの機能も備えるとのこと。

 

ニコンD5の動作撮影は4K(4K UHD:3840×2160解像度)で30 fpsなので、キャノンが一歩先んじている印象。

ただし、暗所で撮影するならば、高感度性能に秀でたD5の方が撮影しやすいかもしれません。

 

業務用ビデオカメラに比べて安価で、レンズの選択肢が多く、ボケ感をコントロールしやすいなどの利点がある「一眼ムービー撮影」。

その一方で、手ブレが起こりやすかったり、フォーカスを合わせずらかったり、連続撮影時間が限られているなどのディスアドバンテージが知られています。

今後のさらなる進化に期待。

 

バッテリーの持ちが悪い

さまざまな機能が期待以上の進化を遂げたにもかかわらず、どうしても顔をしかめざるを得ないのがバッテリーの持ちの悪さ。

新型のバッテリーパックLP-E19を使用した場合の撮影可能枚数は、ファインダー撮影時で1210枚、ライブビュー撮影時で260枚とされています。

 

これだけの連写ですから、スポーツ撮影の現場では1200枚なんてあっという間に撮ってしまうのではないか。

 

ニコン「D5」のファインダー撮影時の撮影可能枚数が3780枚(ライブビュー撮影時の数字は非公表)であることを考えると、その差はあまりに大きい。

バッテリーそのものの性能差とは思えません。もうすこし節電に配慮したメカ・回路設計が必要ではないかと思う。

 

 

ニコン D5

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2016年の3月に発売されることになっているニコンのフラッグシップ機「D5」。

99点のクロスセンサーを含む153点のAFシステムが最大の特徴のひとつ。

ただし、任意選択可能な測距点は55点で、残りの98点は被写体捕捉能力や動体追従性を高めるアシスト役。

D4Sに比べて、カバーエリアが左右方向に約30%広くなっているとのこと。

 

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ニコンブースは今年も盛況。説明員の方が多く、どんな相談にも親切に対応するなど、カスタマーサービスはさすがの一言。

 

 

モデル・コンパニオン

今年も、モデル・コンパニオンのみなさんがとても華やかでした。

 

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抜群の小悪魔度。

 

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綺麗なお姉さんが大好きです。

 

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今年もSIRUIのブースが異常な熱気に包まれる。

 

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この子は星島沙也加という名前のタレントさんみたいですね。

 

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この表情は反則。。><

 

 

おわりに

なんだかわけのわからないレポートになってしまいましたが(汗)、イベントの賑やかな感じが伝えられたのなら本望です。

 

今年の入場者数は67,792名で、昨年から微増し、過去最多を更新した模様。

新製品が続出する2016年の門出にふさわしい盛況ぶりでした。

 

カメラ産業は日本が世界をリードする数少ない産業のひとつです。

今後のますますの発展、繁栄を祈っています。

 

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ご覧いただきありがとうございました!
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